不運なる将 斉藤義龍(復刻)
義龍と言えば、言わずと知れた美濃の蝮、斉藤道三の息子である。
しかし、親である道三からはその才能を疑われていたようで、
道三は義龍ではなく、弟の孫四朗や喜平次らを可愛がった。
また、娘婿である信長と面会した際は、「我が子らは信長の下に馬を並べるだろう」と信長の将来性を評価し、義龍に対しては評価が厳しかったことが伺える。
そんな父に虐げられ、跡継ぎとしての地位も危うくなった義龍は
長良川の戦いで道三を打ち取り、斉藤家の当主として名実ともに返り咲いたのである。
この時、道三は自分の不明を認め義龍の戦争手腕を認めさすが自分の息子と褒めたという話が伝わっている。
そんな義龍であるが、なんと35歳という若さでこの世を去る
義龍が生きている間は、信長が美濃をとれなかったということから現代では名将としての声も名高い
そんな義龍であるが、なんと先日、発売したばかりの
信長の野望大志PKでの扱いが酷いと批判が出ている。
主に顔グラの面で
戦国時代といえば昨今は、再評価ブームと言われるほど
元来、低評価だった人物を好意的に解釈しようとする機運が高まっている
ゲームにおいてはその動きが顕著で例えば、元来、太った貴族様のイメージであった今川義元が
https://www.4gamer.net/games/378/G037862/20171025126/screenshot.html?num=025
こんな風にイケメン武将
として描写されている。
それだけでなく、コーエーはスマートフォンでの武将ガチャでの販売を計画しているのか武将のイケメン化が著しい作品となっている。ちなみに下は北条氏照である。
そして何故か北条一族はイケメン一族として設定されている。
さて、件の斉藤義龍はどういう風に描かれているのであろうか。
ちなみに彼の父親斉藤道三はイケメンであったらしい
上は斉藤道三の肖像画であるが、これでも若いころは美男子だったらしい(桑田忠親氏によると)
さて、義龍の顔グラを見る前に彼の妹である帰蝶の顔グラをみてみよう
中々の美人である。流石、美男子斉藤道三の血を引くき、信長の嫁となったほどである。
イケメンの斉藤道三、美女の帰蝶、ここまでくると斉藤義龍の顔グラも期待が持てるというものである。
なんと力強い目、男らしい口ひげ
これぞ美濃の名称、斉藤義龍
上の北条氏照と比べて大柄なのは、身の丈6尺という逸話を採用したからでえあろう。
武将のイケメン化が騒がれる中、我らが義龍だけはその容貌まさしく戦国を生き抜きし者の面構えであると言える。
これが、斉藤義龍の肖像画である。